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MCDM Scatter Chart 2D/3D

MCDM Scatter Chart ウィジェットは、選んだ 2 軸に trial をプロットし(2D と 3D の 2 種類があります)、各点を MCDM ランクで色分けします。

多数の基準から計算した順位を、見慣れた目的関数(あるいは手法スコア)の散布図に投影します。 上位にランクされた設計が、トレードオフ空間のどこにあるのかを、順序だけでなく見られます。 同じ順位をバーで並べる MCDM Ranking チャートの、空間的な表示にあたります。

順位そのものは MCDM の手法(TOPSIS、VIKOR、PROMETHEE、およびエントロピー重み法のオプション)が算出します。 本ページはウィジェットの説明に絞ります。 理論と重みの設定方法は MCDM活用ガイドを参照してください。

ワークフロー

  1. コントロールで MCDM 手法を選び、基準の重みと Top-N(強調する上位数)を設定し、Run を押して順位を計算します。
  2. X 軸と Y 軸(3D では Z 軸も)を選びます。選択肢は各目的関数に加え、選んだ手法のスコア軸です。
    • TOPSIS — TOPSIS Score
    • VIKOR — Q / S / R 値
    • PROMETHEE — Phi+(正のフロー)、Phi-(負のフロー)、Phi Net
  3. 色分けされた順位を読みます。点をクリックするとトライアル詳細モーダルが開き、その trial の MCDM ランクとスコアが表示されます(VIKOR では妥協解集合に属するかも表示されます)。

チャートの読み方

  • 色は Top-N 内の順位を表します。ランク 1(ベスト)がカラーマップの最も明るい端になり、ランク N に向けて薄くなります。Top-N の外の trial は Others として灰色で描かれます。Top-N を上げると色付けする範囲が広がり、下げると先頭だけを際立たせられます。
  • 制約付きスタディの実行不可能 trial は別色で描かれ、凡例から表示を切り替えられます。
  • VIKOR では妥協解集合が重要です。Opricovic & Tzeng の受容条件(C1/C2)を満たす解が、チャート下に trial 番号で列挙され、詳細モーダルでも印が付きます。単なる「ランク 1」ではなく、これらが VIKOR の推奨解です。
  • クロスフィルタ: 選択フィルタ(例えば Parallel Coordinates のブラシ)が有効な間、選択外の点は薄く表示されます。スコアは常にパレートフロント全体で計算されるため、ブラシは視覚的な強調だけを変え、順位は変えません。

軸の選び方

  • 目的関数 × 目的関数は、順位を通常のトレードオフ図に載せます。上位設計がパレートフロント上の想定した位置にあるかを最短で確認できます。
  • スコア × 目的関数(例: TOPSIS Score と目的関数)は、総合スコアが 1 つの基準とどうトレードオフするかを示します。
  • スコア × スコア(例: VIKOR の S と R)は、手法の内部構造を露わにします。S は群としての効用、R は個別の最悪の後悔です。

注意点

  • 順位は重みに完全に依存します。 別の重みで再実行すると色は動きます。チャートは 1 つの重み付けシナリオであり、絶対的な順序ではありません。決める前にいくつかの重み付けを比較してください。
  • 選んだ 2(3)軸すべてで有限値を持つ trial だけがプロットされます。
  • 候補の絞り込みリストを正確に並べて比較したいときは、ピン留めして Comparison TableRadar Comparison を使ってください。散布図は全体を一度に見るためのものです。