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The next-gen Grasshopper optimization tool.

相関行列

概要

相関行列は、すべての変数(パラメータと目的関数)の組み合わせについてペアワイズの相関を計算し、1 枚のヒートマップとして表示する手法です。 多数の散布図を個別に確認しなくても全体を一望できるため、冗長な(強く相関した)パラメータの発見や、目的関数と関連の強いパラメータの発見に役立ちます。


数式

各セルは 2 種類の相関係数のいずれかで計算でき、アプリ内で選択できます:

欠損値は、ペアごとの complete-case(pairwise complete-case)方式で扱います。 変数のペア (i,j)(i, j) ごとに、両方の値が存在する行のみを使って相関を計算し、他のペアの欠損状況とは独立に扱います。 これは、行の中でいずれか 1 つでも変数が欠損していればその行を行列全体から除外する listwise deletion とは異なります。 pairwise 方式はセルごとにより多くのデータを活用できる一方、セルによって計算に使われる行の部分集合(実効サンプルサイズ)が異なります。 そのため、結果として得られる行列が内部的に整合しない(半正定値でなくなるなど)ことが、まれに起こり得ます。


特性・限界

  • 相関は因果関係を意味しません。高い相関は 2 変数が連動していることを示すのみで、どちらか(あるいは両方)が原因かについては何も示しません。
  • 多重比較の問題があります。変数が pp 個あれば同時に p(p1)/2p(p-1)/2 通りのペアを検討することになり、変数を増やすほど、偶然だけで高い相関を示すペアが現れやすくなります。1 セルだけ突出した値が出ても、慎重に解釈する必要があります。
  • 非単調な関係は、どちらの係数でも捉えられません。Spearman であっても単調な関係しか検出できないため、U 字型や周期的な関係があっても、ほぼ 0 に近い係数になり得ます。

アプリ内での利用箇所

  • Correlation Matrix ウィジェット:全変数ペアの相関を 1 枚のヒートマップで俯瞰します。
  • Scatter Matrixとの使い分け:まず Correlation Matrix で全ペアを素早く俯瞰し、気になるペアがあれば Scatter Matrix(pairplot)でその関係の実際の形(非線形性、クラスタ、外れ値など、係数だけでは見えない情報)を確認します。